魅了のある男になるために

これは5年近く彼女がいない男の戦いの記録である

シン・ゴジラ

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■スタッフ

総監督  庵野秀明
監督   樋口真嗣
准監督  尾上克郎
脚本   庵野秀明
特技監督 樋口真嗣

■キャスト

長谷川博己 矢口蘭堂(内閣官房副長官)
竹野内豊  赤坂秀樹(内閣総理大臣補佐官
石原さとみ カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使)
市川実日子 環境省官僚

■あらすじ

東京湾で水蒸気が噴出し、トンネルが崩壊する。政府は災害として対応を行うが、この水蒸気は巨大な生物によるものだった。

 

※この記事の作者はゴジラもとい怪獣にあまり造詣が深くないため、浅い意見や間違いがある場合がありますので、ご了承ください。(間違いは訂正します。)

 

公開して大分経って、もはやレビューを書くのが遅い気がする。

いろんなところで僕よりもすごい人達がレビューや評論を書いているので、あれなんだが、面白かった。

 

正直言うと期待はしていなかった。

予告編での俳優陣の演技のテンションがどうにも受け入れらなかったし、割りと良い出来だったハリウッド版の後に日本でゴジラを作るのも、二番煎じじゃんという気持ちになっていた。

でもいざ観てれば本当に面白くて、お金をちゃんとかけた怪獣映画ができていた。

 

この映画で特に素晴らしいのはキャッチコピーにもある日本対ゴジラという点に映画の焦点を絞って、それに特化させたことだ。

もしもゴジラが現れたら、国は、政府は、自衛隊はどう動くのかをシミュレートし、非常に高いリアリティを保たせることに成功した。

これがゴジラに興味を持たない人たちを引き込むことが出来た要因の一つであるだろう。

さらにこの特化は他にも効果を上げていて、冗長な人間ドラマの排除にもつながっている。

主人公も含め、登場人物のほとんどは人間的なバックボーンは描かれない。

あくまで彼らは政府として、国を守るプロとしてゴジラに立ち向かう。

そんな彼らに女々しい恋愛や感情に任せた内輪もめは必要ないのだ。

そういう要素を持った映画を否定するわけではないが、なんでもかんでもそういった要素が入りすぎて見ている人が食傷気味だったのは間違いない。

この映画はゴジラを倒すということを何か別のもの(商品を作るとか)に置き換えるとそれだけでプロジェクトXでやっていそうな内容になる。

おそらくあの世界でのプロジェクトXでは間違いなく数年後に取り扱われているのは必至のはずだ。

 

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監督の代表作の一つであるエヴァンゲリオンよろしく、過去の映画のオマージュやゴジラが何を象徴しているのか、政府の行動の背景など、深み読みできる要素は配されている。

そこに魅力を感じるも人も多いだろう。

 

逆にそういった要素に敬遠したくなる人にはとにかく面白い作品だったということを伝えたい。